今週に入り一段と寒くなりましたね。
気温が下がった今、最高のタイミングでNICENESSから新作が到着しております。
2022AW NICENESSも終盤戦。
今週のデリバリーアイテムは展示会で個人的にも気に入った(驚かされたという表現の方が正しいかもしれません)アイテム達になるので、是非ご堪能頂ければ幸いです。
では、順にご覧下さい。
【NICENESS】
・PORTER
col:O.BEIGE×Y.BEIGE,D.NAVY×BLACK
size:M
¥97,900-TAX IN
1940年代のブリティッシュスモックとアメリカン山岳パーカーを掛け合わせ独自の解釈で発展させたコールドウェザーパーカー。
フード部分は脱着式のダブルジップアップ仕様になっており、フードを取ればハーフジップスモックとしても着用可能な2WAYジャケットです。
緯糸の色を変えた微配色の2色生地のため、立体的なパターンに陰影を生み出している不思議なアイテムに仕上がっております。
こちらが着用イメージ。
着用スタッフ
172cm/Mサイズ着用
フードを外した際の襟は立てたままでも、折り曲げても良い雰囲気に。
ジップの開け具合でも変化が付けられそうです。
生地はかなり硬めで、ジャケットが自立する程。
しかし、着用を繰り返していくと馴染みが出てきて、柔らかく着心地の良さも増していきます。
この生地についても少しご説明。
生地は"EXコールドウェザー"
NICENESS らしい、NICENESSだからこその生地チョイスです。
こちらの生地はは日本で初めて軍服生地の正規生産工場に認可され、戦後日本の自衛隊、海上保安庁へ「耐水服」を長きにわたり納入している工場へ生地生産を依頼したもの。
この日本が誇る技術力により生み出される「超撥水生地」を使い、NICENESSらしい現代的なセンスを加えて製作されました。
この「超撥水」とは、
エジプトのギザ綿100%を使用し、打ち込み本数を極限まで上げることにより、生地が水に浸ると繊維が膨張 し、水を通さなくする防水生地です。
「超撥水生地」と呼ばれる所以は、その耐水圧の高さです。
撥水生地で世界的に有名なイギリスVENTAILの耐水圧は「700mm~800mm」程度ですが、
日本が誇る超撥水生地は「900m m以上」と高い耐水性を持っています。
(参考:傘は200mm程度、撥水性の高いコートで300mm)
ギザ綿100% を使っているので高い透湿性も併せ持っています。
水を弾くだけでなく、衣服内の汗や水蒸気を外に逃がし、快適性も極めて良好です。
その基本機能から消防士、気象観測員、外科医など様々なフィールドで必要不可欠な特性を保持している素材です。
少し長くなりましたが、
かなり特殊且つ、かなり機能性にも優れた素材です。
このような素材を使っているアパレルブランドは他に無いかと。
後に、こちらの素材を使用したハンティングコートも入荷予定ですので、是非手に取っていただければと思います。
続きまして、
【NICENESS】
・ANDERSON
col:NAVY
size:M
¥149,600-TAX IN
定番ながらも毎シーズン進化を続けているNNオーバーサイズJKT。
今季は全体的なシルエットを再考し、ややウエストを絞った新しいシルエットに。
肩周りや袖の振りなどもパターンで微調整を繰り返し、さらに完成度が追求されて登場しました。
生地は極細糸スーパー120sを使用し高密に織り上げたダブルメルトン生地。
極細の糸が作る滑らかさと厚みある生地に加え、毛抜き合わせ縫製により職人が一点一点手作業で作り上げている新感覚テイストのJKTです。
【NICENESS】
・LEE(FLOWER)
size:M,L
¥49,500-TAX IN
こちらは今シーズンの1st DELVERYにて即完売してしまったカディシャツ。
少量のみですが、ブランドからのご厚意もあり再入荷させて頂きました。
インドから少量のみ仕入れた、経緯共に手紡ぎの細番綿糸であるカディ生地に、南インドで長年続く伝統的なハンドメイドの木版プリントを施した生地を使用。
独特のムラやかすれは、手を使っている伝統工芸品ならでの風合いです。型はフレンチのドレスシャツと、イタリアのビスポークドレスシャツの歴史を紐解きデザインした新しい型。
細部に宿る立体的な作りは昔の伝統を生かしながらも、生地感と相まって新しい表情に仕上げられた1着です。
せっかくなのでジャケットとシャツを合わせてみました。
着用スタッフ
172cm/ジャケット、シャツ共にMサイズ着用
ジャケットは着丈長めで、コート感覚でも着用可能。
今シーズンよりシルエットに微調整を加えたことで、リラックス感は残しつつ、オーバー過ぎない美しいシルエットになっております。
軽く柔らかな着心地が特徴的なカディシャツはコットン100%なので着こなし次第でオールシーズン着用可能。
これからのシーズンはインナーにタートルネックを差し込んでも良さそうです。
ジャケットの袖口はロールアップをしてボリューム感を調整して着用するのもお勧め。
メルトン生地ですが、非常に柔らかく軽い着心地。
写真で見るよりずっと着やすいので、
是非手に取っていただき、驚いていただければと思います。 笑
最後にこちらを、
【NICENESS】
・NICENESS ARCHIVE BOOK 2002
¥16,500-TAX IN
「NICENESS」よりブランド初となるアーカイブブック。
ブランドのオリジナル生地で装丁したハードカバー仕様の本書は、SS22コレクションとAW22コレクションのキャンペーンビジュアル、ルックブック、プロダクトイメージを収録。
150部限定のご用意となり、当店でも極小量となりますがご用意させていただきました。
アソートで作られた本書が収まる特製サコッシュも付属しております。
僕がNICENESSを好きになったきっかけはとあるシーズンの1枚のLOOKでした。
その時は近くに取り扱い店舗なく、実物を見れない状態だったのですが、
どうしてもそのLOOKのアイテムが気になり、思い切って遠方の店舗から通販で購入したのを覚えています。
それからというもの、毎シーズンNICENESSのLOOKは欠かさず追っていたのですが、毎回僕の心に刺さるものばかり。
特に今シーズンのスタートにあたって公開された”PICZO”によるキャンペーンヴィジュアルは雰囲気抜群。
“PICZO“とはロンドンを拠点にファッション誌を中心に活躍する日本人フォトグラファーです。
SS、AWのアイテムを交じえ、シーズンの垣根を越えた提案行っているヴィジュアルで、
“just good is good(イイものはイイ)“
をコンセプトに掲げ、細部まで拘ったアイテムを作り続けるNICENESSだからこそ実現する提案なのかと思います。
2018SS のデビューから10シーズン目を迎える今季。
今後、コレクションやクリエイティブの記録を目的として製作された1冊になります。
これから先、何年、何十年後にNICENESSのアイテムがVINTAGEとして扱われるであろう時に。
振り返ることが出来る。そんな1冊として手に取っていただければと。
1人のNICENESSファンとしてお薦めさせていただきます。
また、今季のテーマ"Flower Takes A Trip"にちなんだ『とある物』も添えられており、ファンとしては心くすぐられるポイントかと。
こちらは手にとっていただいた方のお楽しみに。
以上、今週のNICENESSデリバリーアイテムでした。
こちらの商品のオンラインストアでの販売は10/15(土)12時より開始致します。
既に店頭では販売開始しており、DMにて商品の詳細などもお答え出来ますので、
気になる方は是非ご連絡いただければ幸いです。
是非、店頭・オンラインストアにてお買い物をお楽しみ下さい。